
10年前、2010年頃、森美術館だったか六本木の2121design sightだったか記憶が曖昧だが、吉岡徳仁氏の展示会に強烈な印象を受けていて、よく大学の課題作品を進めるうえで強くインスパイアされたのを記憶している。
当時僕は彼のストローを大量に使ったトルネードという作品や虹の教会などに惹かれて展示会に足を運んだのをよく覚えているが、実際に展示会を訪れて1番印象的だったのは角に飾られたA3サイズもない1枚の紙のドローイングだ。

引用:https://www.fashion-headline.com/article/12271/128608
絵も漫画も建築も、その他多くの芸術に関係する事柄は簡単なドローイングやスケッチからスタートする。そこに描かれた一本の線は、現実の世界では別のカタチで表出し我ら生きる者全てに影響を与える。
人は夢を描かずにはいられない。それらのビジョンが1枚の紙に描かれたとき、現実世界は少しずつ変化をし始める。そんな世界観がアートにはある。
先日より、吉岡徳仁氏が銀座シックスの吹抜ホールに作品を展示したということでさっそく見に行くことにした。そのときの写真がトップと下の画像。

コロナウイルス渦の影響もあり、最近は展示アートに全然触れてなく、どういう印象を受けるか不安であり楽しみでもありという感じだったが、期待通りの印象。これがまた別の場所だったら見え方も感じ方も変わるんだろうなぁ、とイメージを膨らませながら吹抜け回りの通路を巡った。特に思ったのは屋外空間ではどういう風な姿を描くのか、ということ。機会があれば見てみたい。無数の結晶が直射日光も含む自然光の中でどのような様相を描くのか。乱反射する光は虹をつくり、影をつくり、時とともに変化を続ける。そんな神秘的な経年変化の瞬間を見てみたい。