クリエイター 建築

目黒区庁舎を訪れて

たまには建築の実務的なことも書いてみよう、と思いたち過去の写真を漁ってみた。普段はまぁいろいろな用途の建物を設計しているが、一応社会福祉施設を得意として売っているのもあり福祉やバリアフリーについての写真を探したが、まぁこの世界には映えるものがない。たまたま村野藤吾設計の目黒区庁舎を見に行ったときの画像が目に止まったのでとりあえず選択した。

目黒区庁舎を裏(駐車場)側から入ると大きなホールが出迎えてくれる。ちなみにこのホールでは時々結婚式やイベントが行われたりしている。天井が高くとても気持ちの良いホールなので是非行ったことない人は訪れてみてほしい。このホールを突き進むとこれはまた強い存在感でトップ画の階段が顔を表す。ホールや中庭、ファサードデザインもそうだが、この時代に建築家によって建てられた建物を見るとほんとにお金の使い方に驚く。その建築が建てられた時代背景を知り空間を巡ると、当時からの経済の発展(衰退?)がよく分かる。

正面出入口から入ると中庭が広がっており、中庭の周囲を巡る回廊に和室の休憩所がある。なんて豪華な庁舎なんだろうかと。もともとオフィスビルだったというのもあり、転用の仕方としてはメンテナンスも考えると非常に適したアイデアだったのではないか。

福祉やバリアフリーについて書くつもりが目黒区庁舎紹介みたいな感じになってしまった。。まぁ、ネタができたということでそのうち思い出したときにまた書くとしよう。

この時代の庁舎は利用者の空間がほんとに贅沢にできている。今は、働き方改革ってわけでもないが、職員や業者への空間的配慮も必要で、かつ設備へのウエイトも向上している。建設費もあがっているが空間ごとのメリハリは薄くなってきており逆に誰にとっても使いやすい空間になってきている。その分、大きな吹抜けのあるホールや中庭、豪華な休憩所等は、簡単にはつくれない。コストがかかり過ぎてしまうのだ。誰もが使いやすく、という便利な言葉は、失うものも大きいように思う。

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