インテリア クリエイター 建築

住宅を建てたいと思ったら

ワンフロアで生活が完結し、動線交錯がなく朝の準備や家事がすごく便利なプランをつくってほしい。

奥さんのそんなシンプルな要望からこのプロジェクトはスタートした。

生活の利便性を求める奥さんと趣味への追求を止まない旦那さんの家づくり。「離れのある家」とコンセプトを定め、お互いの要望を絡めたプランを作成した。

玄関のある1階部分では、広めの土間を介して家族の生活空間と趣味として使える離れの和室とに動線が二分する。建物としては一体だが、玄関土間を介して空間を明確に分けて配置することで、趣味に没頭できる時間を生活空間に内在させることができる。離れているけど身近にある、そんな空間だ。コロナ禍の今、準オフィスとしてテレワークの場としても使えそうだ。

本当は各室の竣工写真を載せたいのだが今整理中なためご容赦願いたい。土いじりの好きな彼らはどうやら外構工事を自分たちで行っているみたいで工務店がなかなか写真が撮れないのだとか。。それはそれで外構が作られる過程が見れて面白いのだが。

ということでこの記事では計画段階でのスケッチを。。ある程度プランができてきたところで高さや窓を入れて形状をチェック。日の入り方や周りの建物への影響、外観デザインの検討を行う。

モデリングソフトであるスケッチアップは、さくっと建てられるし調整も簡単だからリアルタイムでプレゼンテーションや調整が可能。その場で屋根の形状を変化させたり窓や樹木を増やしたり…、ビジュアルを確認しながら打合せを進めることができる。

完成したときの内観写真がこちら。やはり床材にはお金をかけた方がいい。木フローリングだがそれなりに厚みのあるものを選定。軟かくて傷がつきやすいという欠点もあるが、ヒンヤリとはせず床暖房無しでも裸足で冬を越せるくらいに心地よい。また、調湿効果もあるので快適な室内環境になる。

住宅デザインは奥が深く、そして多角的で幅広い視野を必要とする。長ければ2〜3世代分も使われる空間だからこそ、それこそ木造であれば50年以上の長い時間での視点をもって計画する必要がある。建設時のイニシャルコストは、ランニングコストに比べれば本当に氷山の一角でしかない。だからこそ、計画段階から長いスパンで捉えて多角的に検証する必要がある。

省エネの観点では、断熱・気密、空調、照明などさらに視野を広げる必要があるし、改修やメンテナンスの観点では、設備機器や構造、仕上材、ディテールの納まりなど、挙げていけばキリがない。と、かなり長くなりそうなので今日はこのあたりで。専門的なことはまた別の日にゆっくり書くとしよう。

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