国交省からの補助金が一気に増額!設計業務での最低条件での上限額でも2,500万円とのこと。BIMの普及に相当力を入れていくという意思が伝わってきますが、実際建築業界全体としてはどうなんでしょうか。
BIMの概要や普及率等についてはwebで調べられるので割愛して、ここではBIMの発注者メリットについて考えてみます。
発注者の特徴でメリットも変わってくるので、まずはそのパターン分けを考えます。
BIMの発注者メリットを考える上で、分けられるパターンとしては、①検討を見える化して設計根拠等を明確にしたい発注者、②基本的に設計者(プロ)に任せる発注者、③明確にしたいタイプ①と任せるタイプ②の中間をとる発注者
発注者①については官公庁物件に多いタイプ。公金を使用する物件なので明確であればあるほど、資料はあればあるほど良い。細かく言うまでもなく①についてはBIMをやらない理由はほとんどない。
続いて②基本的に設計者に任せるタイプ。こちらは民間物件に多い。さて、このタイプの発注者にとってBIMに対してメリットはあるのか。
結論から言うと、3Dモデルによる形状確認や環境シミュレーション、機器類のデータベース作成、メタバース対応など、様々なメリットはあるが、そもそもBIMって何?っていうのが現状なので、発注(契約)の時点ではメリットが見出せない、といったところか。。
①と②の半々なタイプもどちらかというと②に偏っている。
結果として、BIMのメリットを享受した前例がまだまだ足りてない為、その恩恵について想像力では理解しきれない、っていうのが現状かと。
建築業界でなかなかDX化が進まないのは、「今の環境で業務ができている(仕事がある)から」との声が多いようだが、実際は「今の環境が非効率的であることに気付いていない」だけである。
大手企業や国交省は建設DXやBIM推進に力を入れているが、中小企業・地元企業にまで浸透するにはまだまだ時間がかかりそうである。